Diary。

好きなことを、好きなときに、好きなように。

3.11

3月11日

東日本大震災から

2年

です。

 

あの日私は会社にいて

揺れているなぁと思って

事務所のテレビを抑えていたのを覚えている。

 

余りに揺れているから

先輩が「もうテレビいいから、机の下とか入りなって!」と言ってくれて

一番近くの机の下に入って

 

色んなものが倒れたり落ちたりしていた中で

私は現実感がひどく薄くて

「ああ、この後現場なのにどうしよう」とぼんやり思っていた。

 

担当と実家にすぐに連絡をして無事を確認して

事務所をもう閉めようと言う話になって

何の疑問もなく徒歩で帰ることを決めたときに

集団下校のようになっている246を見て

コンビニの長蛇の列を見て

戦慄した記憶がある。

 

私の知り合いは誰一人亡くなることなく

みんな無事でよかったのだけれど。

 

あの後のあの薄気味悪さ。

 

ボランティアとか義援金とかデマとか風評被害とか絆とか助け合いとか

なんかもうそういうのばっかりうるさかった。

 

私はひどく冷たくて

大事な人が皆無事だったからもういいかと思ったのだ。

 

その後余震が来るたびに

「ああもうこれで終わるんだ」と考える。

地震が来るたびに

「今度こそ世界が終わるんだろう」とぼんやり思う。

 

今も思っている。

 

生き残った人の責任だとかそんなことは一切考えずに

今日もただ終わりを待つ。