Diary。

好きなことを、好きなときに、好きなように。

KANA-BOON鮪氏のブログ記事を読んで。

最近注目が集まっている「KANA-BOON」というバンドのボーカルの鮪さんが

ライブマナーに関して書いたブログがtwitterから流れて来たので読んだんだけど

「まだ言ってんのか、こんなこと。                   

終わんねーなぁ」という感想。

 

ライブ行かないよって人は読み飛ばして下さい。

行かない人には全く分からないし興味もないと思うので。

あとすごい長いよ。

 

今回の投稿のソースはこれ↓

http://ameblo.jp/kanaboonmaguro/entry-11559062905.html

 

KANA-BOON

関西を中心に活動している多分ロキノン系に括られるバンドで

個人的な評価としては「クリープハイプの弟」。

 

タワレコのパワープッシュのおかげか何なのか

最近やたらとファンが増えて来ているようで

ファンが増えれば必ず起こる「ライブにおけるモラルの低下」に

ボーカルの鮪さんが頭を悩ませているようです。

 

私はダイブもモッシュも好きじゃないから

鮪さんのブログ記事の内容には概ね賛成です。

特に肩車のくだりは「よく言ってくれたなぁ」と思う。

 

正直、この手の内容をバンドのフロントマンが発信するのって

ものすごい勇気がいるんじゃないかと思うんですよ。

 

KANA-BOONなんて年齢で考えても若手だし

しかもちょっと売れてきたこのタイミングで言うなんて

「調子に乗ってんじゃねーよ」とか脊髄反射で反撃されてもおかしくないわけで

実際ライブ中に言えなかったのは臆病になってしまったからって

次の記事でも説明しているし。

 

まぁとにかくそれを敢えて言ってくるってことは

相当目に余るってことだったんじゃないかと。

 

ダイブは危ない。

度を越したモッシュも危ない。

それってライブハウスの前の方にいたことがある人なら絶対感じたことあると思うんだけど

慣れて気にしなくなるんだよね。

 

私はもう何年もライブハウスに通っているから

どのバンドのどのエリアが危険か、何となくわかるようにはなったんだけど

 

例えば初めてそのバンドを観た人が

訳もわからず流されて前に行ってしまって、ダイバーに後頭部蹴られたり

モッシュに巻き込まれて痣作ったりしたら

もう怖くてライブに行きたくなくなるかもしれないよね。

 

それって、大げさな言い方をしたら

誰かの「音楽を楽しむ権利」を奪ってるってことなんだと思うんです。

 

自分が楽しむ権利を振りかざして

誰かの楽しむ権利を奪うのは絶対に違う。

 

だったら後ろで見ておけよなんて乱暴な理屈を言う人もいるけど

そもそも「前が危ない状況」が出来てしまっている事実を何とかしようよって言う話でね

その理屈と「ダイブって危ない。考えよう」って言うのは

平行線を走るので落とし所が見つからないんですよ。

十年以上前から。

 

私が高校生の時から誰かしらが言ってるのに

全くいい回答が出てこない。

 

だから「ダイブ禁止」とかいうルールを作るバンドもいるし(ストレイテナーとかね)

かと思えばブラフマンみたいにダイブ煽ってロッキン出られなくなるバンドもいるし

 

この「それぞれに楽しめばいいじゃん」っていう普遍的なスタンスを

どういう風に解釈したら

あの楽しくて最高な空間を、最高なままで終わらせられるのか

皆方法を探しているから、困ってしまうんだよね。

 

楽しみたい気持ちだけは一緒なのに。

 

少なくとも私は

前で不快な思いをするなら安全圏まで下がります。

音楽に集中したいのに、一部のファンのせいで気を散らされたくない。

 

前で観ることがそんなに重要だとも思っていないしね。

 

でも整理番号が良かったら、きっと皆前にいきたいと思うんだよ。

折角近くでステージが観れるのに

同じバンドを同じように好きな(筈の)人達から

嫌な思いさせられたくないじゃないですか。

だから「自分だけ」じゃなくてちゃんと考えようよってだけの話なんですが。

 

KANA-BOONは、きっともっとこれから売れる。

その時に、鮪さんには同じことを言ってほしくないです。

 

サークルモッシュとかステージ観てないからね。

あれは何なんだ。

何してんだ。

ダイブは自然発生的に起こるものって言うのはまぁ納得出来るんだけど

肩車とサークルモッシュと無駄な合唱に関しては私はアンチですので

申し訳ないんだけどあれに関しては全否定させてもらいたい。

 

すげー邪魔です。

 

ライブ会場が音楽好きな人たちにとって

常に最高の場所であり続けられるように

これはもうアーティストもファンもライブハウスも何とかしていかないといけないんだろうね。

 

しかし最近はSiMといい

皆が見ないようにしていた問題を引っ張り出してくる人が多いね。

良い傾向だと思います。