Diary。

好きなことを、好きなときに、好きなように。

奇跡の2日間が終わって。

PIERROTの復活公演
DICTATORS CIRCUS FINAL @さいたまスーパーアリーナ
初日I SAID HELLO
2日目BIRTHDAY
が、終わりました。

夢のような2日間でした。
もうこれで一生観れなくても良いです。

いや、勿論やったら観たいんだけど
このままもうずっとやらなくても
もう辛くないです。

最後に観たかったのは
キリトが「もうこの先、このバンドの曲を歌うことはありません」なんて悲しいことを言うような
キリトが一人で歌うステージではなくて
私が愛してやまないあの5人でのPIERROTのステージだったから。


それが8年越しに叶った。
もうこれ以上を欲しがるのは贅沢だ。

今年の4月に、今回の公演が発表されたとき
単純に嬉しい気持ちが来た次に
何で今?とか色々考えて。

公演日が近づくにつれてテンションがあがるかと思いきや
意外と通常のテンションで
あれ、これは大丈夫か。私はちゃんと楽しめるのか。と不安に思ったりもした。

当日も到着ギリギリだったしお前やる気あんのか的な…

会場入って席着いてから
ラーさん達とのグループLINEでようやく実感がジワジワときて

客電落ちました、SE鳴りました、薄膜の向こうにメンバー見えました、と同時に涙腺決壊。


こんなに待っていたなんて自分でも知らなかったよ。



この景色が観たかったんです。
終わりなら、終わりでいいから
せめて最後にこれを見せて欲しかったんです。

もう誰がどうしたとかセトリがどうこうとかはプロの人が書いてくれてるから書きませんが

この2日間をやった意味っていうのは
初日スタートが
HELLO
PIECES
PHYCHEDERIC  LOVER
っていう順で来たことで十分理解出来た。

キリトがずっと
奇跡のような2日間、夢のような時間が過ごせているのは誰一人止まらずに第一線を走り続けてきたからと言っていたんだけど
それは確かにそうで
誰が欠けてもこの日は成立しなかったんだなと思う。


これは「愛すべき今に帰ります、だから君たちも今を生きてください」って言うことを伝えるためだけの2日間。

過去にすがっていたわけではないけれど
あんなに好きだったものを聴かなくなった。
他に好きな音楽が増えたから、別に聴かなくても成立してた。

でもやっぱり8年分の調教は伊達ではなくて
この歳でヘドバンするとは思わなかったなぁw
振りは完璧だし
タイトル出てこなくても歌詞はスラスラ出てくるし
本当にあっという間の2日間でした。

色々な大人の事情もあったりしたのかもしれないけど
私はこの2日間をやってくれたことにすごく感謝をしている。

無自覚に止まっていた時間が動き出したみたいな感じ。
PIERROTが止まってしまったことが悲しくて辛くてどうしようもないみたいな時期はもうとうに過ぎて
全部過去みたいにしていたけど

やっぱり私はこのバンドが大好きだなと思った。
もう二度とこのバンドでの新しい音楽が生まれなくても
出会って好きになって、知らずに生きていくことがもうないなら
それで充分満たされるくらいの気持ち。


多分キリトが言うことはずっと変わっていなくて
帰るところは用意してあるから
自分で考えて選びなよって言われた気がする。
じゃあこれでAngeloに通うかと言われたらまた別の話になるんですが笑


なんか本当にスッキリした。
解散ライブとか明言されていたらもっと微妙な気持ちになっていたかもしれないけど
一縷の望み残した明確な一区切りとして
とても素敵な奇跡の二夜でした。

ありがとうございました!