Diary。

好きなことを、好きなときに、好きなように。

喪に服すように。

plentyばかりを聴いている。

 

それなりに長いこと音楽を聴いているので

好きなバンドの解散も活休も見てきた。

 

なのに今回なんでこんなにも落ち着かなく

空っぽになったような気持ちになるんだろうか。

 

plentyの何がそんなに特別だったのだろう。

ザワザワする気持ちで少し考えてみたら

 

多分、plentyのメンバーの今後が

全く見えないからなんだと思い当たった。

 

他のバンドは、解散しても次があるだろうと何となく信じられた。

またバンドを作るだろう、ソロでやるだろうと言う予感があった。

 

でもplentyにはそれがない。

一太は根無し草のようにやっていきたいと言ってplentyを辞めるって話になったらしいので

多分どこかのバンドで叩くんだろう。

一太のドラムがもっと似合うところで。

 

でも江沼と新田は本当に解散した先がわからない。

どれだけ観たいと願っても

もう表には出てこないかもしれない。

私は江沼の曲も、歌も大好きだけど

江沼はもう歌わないかもしれない。

野音が終わったらもう本当に2度と観られないかもしれない。

新田のベースももう生では聴けないかもしれない。

確かめるようにバンドメンバーをちらりと見ながら淡々と弾いているように見える新田のベースプレイが大好きで

ライブは必ず下手にいたのに。

 

もう見られないかもしれない。

plentyじゃない江沼にすら

plentyじゃない新田にすら

もう2度と。

 

 

それが嫌で

不安で

だからこんなにザワザワしてるんだろう。

 

どんなに他に好きなアーティストがいても

どれだけ楽しいライブに行っても

plentyは唯一無二で

他に似ているバンドを私は知らない。

 

 

 

聴いていると不安になるような江沼の唄う声。

ワガママを言う子どもみたいで

大好きなんだ。

 

ただじっと聴き入るような

聴き逃すまいとするような

あの独特の空気感のライブが本当に好きだったな。

 

何度も何度も

当たり前のようにツアーがあれば行って

リアルタイムで追いかけられた私は幸せ者なんだろう。

 

こんなに当たり前に選べる好きなものに出会えて。

 

plentyが好きです。

多分ずっと。

 

暗い部分を受け入れて

それでも明るいものを信じてる

そこから立ち上がって行こうとするランクヘッドとも

したいこともなく、する気もないなら無理して生きてることもないというSyrup16gとも違う

 

ただそこにある自分を

積極的に肯定するでも否定するでもない

そんなplentyの音楽が

本当に大好きです。

 

 

冬の冷たい澄んだ空気の朝

あるいは満天の星空

曇天や、しとしとと雨の降る日

誰もいない橋の上で

きっとplentyを思い出す。

 

 

plentyの終わりは終わりのまま。

何も始まりはしないけれど

 

メンバーにとって

この終わりが、素晴らしい始まりになりますように。

 

私は彼らの人生に何の関係もない人間だけれど

幸せで元気でいてくれたらいいなあ。

 

本編ラストが「手紙」だからね。

いつか会えると決めつけて

生きていくよ。

 

 

本当に愛が重いな。

気持ち悪いぜ…